気のせいかも分かりませんが、このところ落語好きの方が増えてきているような感じがしませんか。
じつはかくいう私もその一人であると白状するわけですが、リアルな寄席に出向いてのそれではなくして、もっぱら落語本やYouTubeなどを通しての楽しみとしているようなわけでありまして。
新作ものも良いですがどちらか言うと古典落語のほうにはまっていますかねぇ。
上方や江戸前、そのどちらも良いですよね。
落語ってぃ言うと、やっぱり落ち(「サゲ」とも言う)にもいろいろあるようで地口落ち、考え落ち、廻り落ち、逆さ落ち、梯子落ち、間抜け落ちとか仕草落ち、トタン落ちとか果てはぶっつけ落ちなんてぇぃのがあるそうで。
そういえば落語ってなんだろうと思ってググってみると、これがまた良いのがあるんですねぇ。
おそらくご存じの方もたくさんいらっしゃることと思うんですが、公益法人落語芸術協会さんのサイト(https://www.geikyo.com/)を拝見し「落語 はじめの一歩」のタブと言いますか暖簾(のれん)をくぐってまいりますってぃと、 落語についてじつに分かりやすく面白く教えてくださるんですね。
そもそも落語って何?ってなぁ具合で、その成り立ちや発展の歴史から事細かく丁寧に教えてくれますんで、これから落語を聞いてみたいとか、よっしゃ勉強してみようとか、落語家になりたいなんてぇぃな調子で大志を抱く人も出てくるような気がしますよ。
まぁ落語芸術協会さんですから、おそらく落語をもっと盛り上げたいし、後進を育てていきたいと言う思いもあるんでしょうな。
この落語ってぇやつなんですけどね、どうやら私たちの現実生活や仕事などの処々に役立つような気がしているんです。しかも現にそういったことをおっしゃる方々もいたりして、「あぁやっぱりそうなんだなぁ」と妙に納得しているこの頃であります。
私なんざぁ、ちょい先入れの駆け出し半端もんですからね、あまり偉そうなこたぁ言えないんですけどね。
噺のネタ(根多)もご隠居さんやうっかり者が楽しい長屋もの、吉原なんかの艶もの御店ものとか浪人や殿様などの武家ものから、まぁ色とりどりで実に楽しいこと。
そんな噺の中に、人としての生き方や人生訓、あるいは親子、夫婦など家族との付き合い方や、大店のご主人とお客さん、はては番頭さんや下働きの小僧さんたちが織りなすその日暮らしのやりとりなんぞがあったりすると、いやしかし、我が身に当てはめ自省することもしばしばあるわけです。
もっとも最近では、この落語を通して仕事への取り組み方や生き方なんかを勉強さしていただいているってぃ寸法なんです。
そうそう、落語と言うだけあって社会から落伍しませんように。と言うわけでお後がよろしいようで。
えっ?あんまりよろしくないって、うーん、こりゃ失礼しました。
ぼんくら野郎